ミトのTCT仕様に試乗 遅れてきた“真打ち”
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
「リアシートが分割式になったとか、ミッションがツインクラッチになったとか、その程度のことですけどね…」 彼がそうツブやいた時、頬がちょっと引きつきかかったのを、俺は見逃さなかった。そう、新たにTCTを積んだアルファロメオ・ミトのマイナーチェンジ試乗会でのことである。
そもそもミトは、スマートな外観とはウラハラにかつてないほど欲張りな存在だと私は思う。去年、国内発売が開始されたイタリアンコンパクトだが、日本でも使いやすい5ナンバーボディの4~5人乗りハッチバックにして、スポーティなエンジンと足回り、ステアリング特性をきっちり詰め込んである。そしてなにより“アルファロメオ”!
かのエンツォ・フェラーリにして、「母」と呼ばせた、至高のイタリアンブランド。最近は実用車が多いが、知っての通り、ミトのエクステリアはあのフェラーリ・エンツォも唸らす最新スーパーカー、8Cコンペティツィオーネの縮小版。伸びやかさは比べるまでもないが、三角丸目のヘッドライト、張り出したキュートな頬、リアランプはそっくり。8CのチョロQ版と言ってもいい。
つまりスタイル、走り、実用性、そしてブランドイメージ。すべてをこの小さなボディに詰め込もうという、ある種の凝縮性がこのクルマの白眉なのだ。もちろん日本にもインプレッサWRXやランエボなど、実用とスポーティさを兼ね備えたモデルはあるが、ことファッショナブルさでは全く敵わない。というか比べる方が申し訳ない。
ベースは確かにフィアット・グランデプントと一緒だが、そこはイタリアンマジック。彼らのテクニックをもってすれば、「リアルアルファ」にすることも可能。しかもそれでいてお値段300万円以下。要素を考えるとある意味安いのだ。そこにおそらく彼も惹かれたわけである。そう、carviewでも人気沸騰中の若手ヒョーロンカ、河口まなぶ君もだ!
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